春の叙勲(29日付発令)の受章者が発表され、各界で功労のあった4181人が選ばれた。県関係は45人。日高地方からは7人が受章した。

 県関係の内訳は、旭日中綬章が元日本弁護士連合会副会長の有田佳秀氏(70)=和歌山市=1人、旭日小綬章が2人、旭日双光章が14人、瑞宝小綬章が3人、瑞宝双光章が10人、瑞宝単光章が15人。これで1964年以来、春と秋の実施で県関係の受章者は合わせて4758人(うち女性355人)となった。

 日高地方関係は、スポーツ振興功労で近畿体操協会副会長の小宮清氏(78)=美浜町和田=、食品衛生功労で県食品衛生協会副会長の井和氏(70)=印南町島田=、地方自治功労で元日高町議会議員の一松輝夫氏(70)=日高町阿尾=が旭日双光章。教育功労で元公立中学校長の岡本徹士氏(71)=印南町山口=、元公立小学校長の小山智久氏(72)=みなべ町筋=が瑞宝双光章、社会福祉功労で元養護老人ホームときわ寮主任介護支援員の宇戸菊美氏(65)=美浜町和田=、消防功労で元印南町消防団団長の濵中芳光氏(66)=印南町印南=が瑞宝単光章を受章した。

 県関係の最年長は旭日双光章で元県造園建設業協会会長の吉本弘氏(90)=和歌山市=。最年少は瑞宝単光章で木下建設㈱職長の隅田増夫氏(55)=岩出市=。新型コロナ感染防止のため、各省庁や県庁での伝達式、拝謁とも中止となった。