日高川町は今年度から、新たなエリアで学校給食共同調理(親子方式)を導入する。自校(親)に加え近隣の学校の児童・生徒分の給食を作り他校(子)へ配送する親子方式と呼ばれる共同調理を導入すれば、複数調理員による調理が実現し、より安全・安心な食の提供が図られるなどのメリットがあり、順次進めている。新型コロナウイルス感染拡大防止の学校休校措置が解除(20日)後に新たに始まるのは中津小学校と中津中学校で、町内3カ所目となる。
すでに親子方式となっているのは、丹生中(親)と江川小・山野小、美山中(親)と川原河小・笠松小・寒川第一小の2カ所。中津地域の2校は中津小が親となり、給食の調理を担う。
町教育委員会によると、町内の小規模校ではほぼ調理員が1人という状態で、不測の事態が起これば子どもたちに安全、安心の給食を提供できなくなる恐れもあった。町では町内全ての学校給食について複数調理員による調理を実現させる計画を立て、昨年度から中津小と中津中、早蘇中(親)と三百瀬小・和佐小の2カ所の親子方式導入へ着手。それぞれ給食配送車の購入、老朽化した調理場の改善と新しい調理器具の購入などの環境整備を行ってきた。早蘇中と三百瀬小・和佐小では今年の夏休みが終わるまでに準備が整う予定で、2学期から親子方式がスタート。その時点で、町内全ての学校給食の調理場が調理員3人体制となる。
中津小、早蘇中を親とする調理親子方式導入の事業費は、2カ所合わせて約4500万円。
写真=中津中生徒分の調理も始まる中津小の調理場

