新型コロナウイルスの影響を受け、政府が全国の小中高校や支援学校に休校を要請し、多くの学校が2日から臨時休校を始めた。ある保護者は「急過ぎる」と驚き、「小さい子の面倒はどうしたらいいのか」と嘆いていた。保護者の負担はやはり大きくなったようで、御坊市と美浜町、日高川町では休校中に学校で受け入れを始め、連日数人から十数人が登校している。
学校としても保護者の対応や卒業式など、臨時休校による問題はたくさんあるが、その中に授業カリキュラムもある。小中高校では24日が終業式。台風で休校になるだけでも大変との声を聞くが、今回は土日を除き約15日もあり、子どもたちの学力への影響も心配される。
そんな中、国ではかねて小中学生に1人1台端末を与えるGIGAスクール構想を進めている。端末を使ってICTを生かした授業をするもので、日高地方の自治体もすでに学校のネット環境整備へ予算をつけているところもある。
以前、ある中学校の生徒一人一人にタブレットパソコンを配布する県教委などのICT(情報通信技術)教育実証実験を取材した。与えられた端末でドリルなどの問題に取り組めるほか、こなした課題を教諭の端末に送信したり、また疑問点などを質問できる。もちろん教諭から課題などを送信することもできる。
AIで生徒の弱点を見つけるなどの最先端技術での教育が目的だが、整備が進めば、今回のような長期休校になってもある程度は生徒の学習に活用できる。教諭の育成など課題はあるだろうが、今回のような事態に備えるためにも、一刻も早い導入に期待したい。(城)


