日本一の梅の里みなべ町で9日、UME―1フェスタが開催され、県内外から集まった多くの人でにぎわった。高校生がオリジナル梅料理を競う第5回グルメ甲子園と、梅の種を口から飛ばす距離を競う「やにこい種とばし」の2本立て。グルメ甲子園は販売テントに常に行列ができ、各校ともほぼ完売するなど盛況で、種飛ばしは優勝賞金30万円目指して延べ1400人が挑戦する人気ぶりとなった。
みなべ町、JA紀州、みなべ梅対策協議会、みなべ町商工会青年部が共催、日高新報社など後援。開会セレモニーで小谷芳正町長は「グルメ甲子園は過去4回と今年を含めて50のアイデアレシピがあり、一冊にまとめたい」などとあいさつした。
福祉センター特設会場で行われたグルメ甲子園は今年も書類審査を通過した県外5、県内5の10校が参戦。梅をふんだんに使ったオリジナルの料理をその場で作って販売し、UMEパウンドケーキ、梅あんかけチャーハン、梅しらすはんぺんボールの卵スープなど名前だけで食欲をそそるメニューに長蛇の列ができた。
毎年楽しみにしているという町内の石橋有紀さん(45)と瑠海ちゃん(6)の母娘は、「地元南部高校のしゅうまいなど6校の料理を食べましたが、どれもすごくおいしかった。来年もぜひ来たい」と話していた。
ホテル&リゾーツ和歌山みなべの上野和成料理長(委員長)、小谷町長ら10人の審査員が味や食感、独創性、PRの仕方など総合的に審査。神島高校(田辺市)の梅どりの手羽先にカリカリ梅や熊野米のもち米を詰めてカリッと揚げ、梅酢を使ったオリジナルスープで食べる「うめぇ~ってば!」が優勝し、地元南部高校は敢闘賞を受賞した。
隣接の上南部中学校体育館では種とばし大会が開かれた。梅干しを食べて、残った種を口から勢いよく吹き出して、飛んだ距離を競うシンプルな競技。一般の部は男女ともそれぞれ優勝者に30万円が贈られるとあって、真剣そのもの。助走をつけて勢いよく飛ばしたり、何回も挑戦する人が続出。何度も1位が入れ替わる激戦に歓声が上がっていた。
初参加の美浜町の原井まどかさん(37)、力生(りき)君(8)、大偉矢(だいや)君(6)の母子は「面白かったので、また来年参加したいです」と笑顔いっぱい。このほか吉本芸人モンスーンの司会で、シンガーソングライター川島ケイジのライブ、紀州梅音頭、高校生カラオケバトルなどでにぎわった。
写真=グルメ甲子園のテントは行列ができる人気となった


