先日、紀州口熊野マラソンのハーフマラソンに参加してきた。15年ぶり2度目の挑戦は、タイムや順位うんぬんではなく、やり遂げる充実感を感じることができた。年齢を重ねると、仕事でもプライベートでも目の前にやるべきことが多く、それをこなすのに精いっぱいの日常になりがちだが、どんな小さなことでも、少しの時間でも非日常を取り入れるのは気分転換にもってこい。何かに挑戦することの楽しさを思い出せたことが一番の収穫だった。

 それにしてもマラソン人気はまだまだ高まっているように感じる。15年前、走っていても後半になると前後に人があまりいなかったように記憶しているが、今回は最初から最後まで前後には常に多くの走者がいて、非常に走りやすかった。年齢層も幅広く、学生、二十歳前後の若い女性から年配者まで、自分のペースで、自分なりの楽しみ方で走れるのが魅力。沿道からは多くの人が声をかけてくれ、地域を挙げて大会を盛り上げようとする気持ちが伝わってきた。やはり空気感は、その場でしか味わえない。

 来年5月には、ワールドマスターズゲームズ(WMG)が関西を舞台に開催される。おおむね30歳以上であれば誰でも参加できる4年に1度の国際的スポーツの祭典。和歌山県も6種目の会場になっており、口熊野マラソンのコースはハーフマラソン、田辺市のスポーツパークでは駅伝が行われる。エントリーは今月から始まり、来年2月末まで受け付けている。全体では28競技51種目に国内はじめ海外から数万人規模で参加がある。こんな大きな大会に気軽に出場できるチャンスはめったにない。皆さん、この機会に挑戦してみませんか。(片)