先日、由良町公民館で、テレビで人気の気象予報士の蓬莱大介さんが講演した。テーマは「異常気象が多い時代にどう暮らすか」。地球の温暖化で世界の平均気温が上昇し、各地で猛暑、干ばつ、激甚化した集中豪雨などが発生していることを説明。台風や地震などの防災対策の心構えなどについても触れ、懐中電灯、水、簡易トイレなどの防災グッズの備えを呼びかけた▼子どもの頃は家庭にクーラーが普及していなかったが、夏場でも扇風機だけでそれほど苦痛を感じずに過ごすことができた。しかし、現在はクーラーがないと、熱中症になることさえあるだろう。加えて今年のような暖冬も記憶になく、地球の温暖化が影響しているのかもしれない。災害についても海水温の上昇で大型化した台風が発生しており、3年前の台風21号はいままでに体験したことのないような強風だった。さらに南海トラフ地震も懸念されている▼しかし、近年は温暖化による自然災害だけでない。いま、中国で流行している新型コロナウイルスが日本でも猛威を振るわないか懸念されている。日を増すごとに感染者や死者が増加し、国内でも隣接する奈良県や大阪府などでも感染患者が確認された。新型ウイルスによる感染症は今回だけでなく、2002~03年にかけて発生したSARSコロナウイルス、15年に拡大したMERSコロナウイルスも流行したことがある▼自然災害、新型コロナウイルスともに被害リスクをまったくなくすことはできない。日ごろの備えを徹底し、リスクを減らすことが重要になる。個人の対応としては情報をきちんと把握することが必要で、よく言われることだが、「正しく怖がる」ことが何より大切だ。(雄)


