中国武漢市で感染が広がっていた新型コロナウィルスについて、国内で初めて感染症患者が確認されたことがニュースで話題になっている。

 患者は、神奈川県在住の30代の男性で武漢に渡航していた。今月3日に武漢で高熱が出たが6日に日本に帰国。このときは解熱剤を服用し、熱が下がっていたので空港でのサーモグラフィーによる確認では感知されず、検疫を通過していたという。10日に入院し、15日に新型コロナウィルス陽性が分かったが、症状が軽快したので退院している。

 新型コロナウィルスというと、2003年にアジアを中心に約8000人が感染し、800人以上が命を落としたSARS、12年に中東で発生し2400人以上が発症、致死率30%を超えるMERSが思いだされるが、今回のコロナウィルスは2人が亡くなっているものの43件にとどまり、厚労省は、ヒトからヒトへの感染について「家族間など限定的な環境での感染は否定できないが、持続的な感染の証拠はない」として、現時点では爆発的に広がる可能性は低いと考えられている。過剰に恐れる必要はないということだ。

 しかし、新型ウィルスについて、感染源や感染経路など不明な点も多く、その治療法が対症療法しかないのも事実。そうすればやはり重要になってくるのは予防法。インフルエンザも流行中で予防に余念がないと思うが、新型ウィルスにもうがい、手洗いが有効だそうだ。

 来週には春節(25日)に合わせた休暇で多くの中国人(昨年1月は約70万人が来日)が日本を訪れる。感染拡大防止のため、水際での監視体制が強化されるとのことだが、食事、睡眠で抵抗力をつけ、うがい、手洗いでしっかり自己防衛をしよう。(陽)