5歳の長女と一緒にスーパーへ行くと、お会計は必ずセルフレジでしたいとねだられる。店員にやってもらう方が早くて世話がないのだが、急いで帰る理由もないためほとんどの場合は付き合っている。商品によって付いているところが全然違うバーコードを探し当て、センサーにかざすという作業がそんなに面白いのだろうか。とにかく値段を読み取り終えてはレジ袋へ入れる、それを何回でも楽しそうに繰り返していくので、これも社会勉強の一つとあまり手助けもしないで見守っている。スーパー側にすれば少しでも人手を減らすことにつながるだろうし、セルフを目当てにくる子ども連れのお客さんが増えるかもしれない。メリットはあっても損はないシステムであろう。

 人手不足、それに加えてAI(人工知能)やIT技術の進歩に伴い、セルフサービスはいろんなところで導入されるようになってきた。最近ではエステもセルフの店舗があると聞き、少しびっくり。どんな仕組みかというと、お客さん自身がエステのマシーンを操作し、自分を美しくするそうだ。人件費がかからない分、料金が安くなり、人気を呼んでいるという。以前からあるサービスでも、提供の仕方をひねるだけで新たなビジネススタイルになるのだから非常に面白い。

 テレビで取り上げられていたセルフビジネスはエステのほか、敷布団洗いと家の建築。家の建築はDIYブームに乗ったアイデアで、これからまだまだ需要が増えてくる可能性がありそうだ。

 世の中にはいろんなセルフがあるが、記事は「読者のセルフで」とはいかない。師走の忙しいときでもしっかり取材し、記事を書きたい。(賀)