第98回全国高校サッカー選手権和歌山大会の決勝戦が17日、紀三井寺公園陸上競技場で行われ、和歌山南陵が和歌山工と対戦。南陵は前後半を通じてボール支配率で和工を上回り、決定機を何度も作ったが、堅守に阻まれて決めきれず0―1で惜敗。目標だった全国大会出場に一歩及ばなかったものの、創部4年目で初の決勝に進出するなど磨き上げた技術とチーム力で躍進した。
南陵は前半開始早々から速いパス回しやロングボールで次々と前線へ配球。FW江川や川邊らを中心に両サイド、中央突破と厚い攻撃力で攻め込み、MF春日の強烈なミドルシュートも枠をとらえたが、相手キーパーの好セーブや堅守に阻まれ、ゴールネットを揺らせないまま。逆に前半終了間際の39分、ワンチャンスを決められ、0―1で折り返した。
後半も何度も好機を演出。ゴール前でキーパーと1対1になったり、連続コーナーキックからゴール前で何度もシュートを放つ場面もあったが決めきれず。ロスタイムに入っても攻撃型布陣で攻め込んだが、得点を奪えないまま無情のホイッスル。ほとんどの選手がピッチで泣き崩れてなかなか起き上がれず、悔しさをにじませていた。
宮口大輝主将(3年)は「悔しいという言葉しか出てこない」と目を真っ赤にし「3年間サッカーに没頭し、寮生活など厳しさや苦しいことも多かったが、やってきてよかった。自分たちだけではここまでこれなかった。支えていただいた多くの人に感謝したい。来年は後輩たちにぜひ優勝してほしい」と全国出場の目標を託した。羽畑公貴監督は「チャンスは作れたが、決めきれなかった。2年生にはいい経験と自信になったと思うので、来年のこの決勝の場に戻ってきて、絶対に優勝したい」とリベンジを誓っていた。
大会の優秀選手に南陵からDF土居奨真、DF百々昌良、FW川邊海人、FW江川公亮、DF宮口大輝の5選手が選ばれた。
写真=ゴール前に攻め込みシュートを放つ南陵の江川選手


