県内で社会福祉に献身的に活動し、その業績が顕著、他の模範となる人たちに授与される白梅賞の今年度受賞者に、日高川町社会福祉協議会の訪問介護員(主任ヘルパー)藪井伊織さん(60)=日高川町江川=が決まった。今年度の受賞者は10人で、11月1日午前11時から県庁で仁坂吉伸知事から表彰を受ける。

 藪井さんは1989年10月1日に旧川辺町社会福祉協議会の老人家庭奉仕員(現訪問介護員)に採用され、これまで通算30年にわたり介護の現場で活躍してきた。訪問介護員の仕事は利用者宅へ行き、掃除や食事調理の家事援助をはじめ入浴介助、寝たきりの人の身体的なサポートなどと体力も必要になるが、「利用者や家族からお礼の言葉をもらったり、笑顔を見せてもらえたりすることにやりがいを感じます」と、常に献身的に従事。2005年5月2日に川辺、中津、美山3町村社協合併に伴い誕生した日高川町社協では当初から主任ヘルパー(サービス提供責任者)を任され、後輩や新人の指導、育成、勤務シフトの管理などで高いリーダーシップを発揮してきた。

 家族の相談にも親身に対応し、心の支えになっている。30歳のとき、保育所に通う2児の子育ての真っ最中に始めた仕事だが、「とくに大変と思ったことはないです。日高川町は穏やかな人が多く、事務局や同僚のヘルパーの方々にも恵まれました」と笑顔。受賞には「長く勤めてきただけ。周囲の人たちに助けてもらってここまでこられ、ありがたく思っています」と話している。

写真=白梅賞を受賞する藪井さん