大型で非常に強い台風19号は12日朝、勢力を維持したまま紀伊半島に接近し、紀中・紀南地域を暴風圏に巻き込んだ。

 気象庁によると、午前10時現在、八丈島の西南西約230㌔にあり、時速25㌔で北へ進行。中心気圧は945ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は45㍍。最大瞬間風速は60㍍。

 日高地方でも12日未明から次第に風雨が強まり、交通機関に影響したほか、各地で停電が発生するなどの被害が出ている。

 JR西日本和歌山支社は12日、計画運休を実施し、新宮方面と京都・大阪を結ぶ特急「くろしお」はすべての運転を取りやめ。普通列車についても御坊~和歌山駅間、御坊~田辺駅間などで運行を見合わせている。道路では由良町の大引から小引地内の県道御坊由良線の3・2㌔区間、美浜町三尾地内の県道日の岬公園線0・9㌔区間が11日夕方から全面通行止めとなった。

 日高地方でも強い北からの風が吹き荒れ、美浜町を除く6市町は避難準備情報の警戒レベル3を発令。午前9時30分現在で67人が公民館等へ自主避難した。

 停電も発生。関西電力によると、午前9時30分現在で御坊市で150件、美浜町で270件、みなべ町で370件となった。