みなべ町高城中学校(細川安弘校長)で9日、福祉体験学習が行われ、3年生23人が高齢者疑似体験や車いす押しを通じて思いやりの気持ちを育んだ。

 町社会福祉協議会と地域包括支援センター職員が講師を務めた。高齢者疑似体験では、ゴーグルや重り、肘や膝が曲がりにくいプロテクターを装着。買い物に来た想定で、レジで財布から硬貨を出すのにも一苦労する姿がみられ、「見えにくいし、難しい」と口にする生徒が多かった。ラムネを皿から皿に移したり、薬を取り出す作業も実践し、視界が悪く、思うように動かない体で大変さを実感した。車いす体験では進みにくいマットの上を走行し、押す側と乗る側の気持ちを理解した。

 認知症についての講義とグループワークも行い、どのように接すればいいかを学んでいた。生徒たちは「自分たちは当たり前にできることも、高齢者には難しいことが理解できた」「お年寄りの気持ちが分かった。これからはもっと優しく親切に接したい」と話していた。

写真=高齢者疑似体験で買い物に挑戦する生徒たち