第63回日本学生科学賞(読売新聞社主催)県審査で、日高高校3年生6人でつくる「2年生課題研究微生物燃料電池班」の研究「微生物燃料電池の有効利用を目指して」が、県商工会議所連合会長賞に選ばれた。

 6人は中筋大智君、里村怜勇君、岡久鈴乃さん、岡田美樹さん、桶谷歩加さん、髙野杏華さん。研究は、特定の微生物が有機物を体内に取り込む際、電子が発生することに着目し、周りの環境による発電量の変化などを調べた。

 研究には土を入れることで発電量を調べられるキットを使用。学校近くの水田から採取した土を使って調べ、硫酸鉄など数種類の化合物を加えたり、温度を変えたりして、変化を調べた。結果、37度の環境で硫酸鉄を加えた状態が最も発電量が多いことがわかり、微生物の研究をしている広島大学の准教授のアドバイスなども受け、研究結果をまとめた。

 2年生の授業の一環で研究してきたが、6人は3年生になっても学生科学賞への出展を目指し、研究を継続。土をキットに入れてから結果が出るまで約1週間と長く、比較的新しい研究のためインターネットなどでも情報が少ない中、手探りで進めてきた。

 リーダーの中筋君は「4万平方㍍分の土があれば600Wの電子レンジが使えるようになるなど、微生物の力を知るいいきっかけになりました」と話し、他のメンバーも「土と向き合い続ける大変な研究でしたが、受賞することができてうれしいです」と喜んでいる。

写真=研究メンバー(前列左から岡田、桶谷、岡久さん、後列左から中筋、里村君)