印南町シルバー人材センター(山崎吏朗理事長)の空き家見回りが人気を呼んでいる。所有者に代わって空き家の状況をチェックし、周辺の草刈りや倉庫整理などの管理も行うサービス。センター設立当時(2011年10月)から行っているが、ここ数年、全国的にも空き家の増加や放置が問題になる中、需要が伸びている。

 見回りサービスは空き家(休耕田、空き地も含む)の状況を写真に撮り、報告書としてメールまたは郵送で通知。オプションで草刈り、庭木のせん定、溝掃除、納屋の整理なども行い、古い農機具やゴミの処分など依頼者の要望にも柔軟に対応。草刈りやせん定は「仕上がりがきれい」と評判もよく、徐々に口コミで定着していき、年間で20件以上の利用があるという。また、全国的な空き家の増加、災害時の倒壊の恐れなどを受け、国は2014年11月、空家対策特別措置法を制定。適切な空き家の管理を進めていることもあって、所有者の空き家管理の意識も高まっているようだ。

 主な利用者は、同町出身で昔の家が町内にあるが、いまは県外に住んでいて十分な管理ができないケースや、県の空き家バンクの登録前、または空き家を購入したので入居前にきれいにしておきたいという人ら。見回りサービスの利用料金は基本プランが1回2500円。詳しくは同センター℡0738―42―7070。

 センターは農作業の補助や一人暮らし宅の掃除、別荘の管理、大工仕事など多彩な作業を引き受け、経験豊かなシルバー会員を派遣している。

写真=空き家で庭木をせん定する会員