JOCジュニアオリンピックカップ大会兼、第26回全日本ジュニアソフトテニス選手権大会(日本ソフトテニス連盟主催)が21、22日に広島市の広島翔洋テニスコートで開かれ、U17女子ダブルスの部で印南中学校3年生の畑中望来選手のペアが準優勝。高校生ペアが上位を占めるなか、中学生ペアながら大健闘した。

 U14、U17、U20の男女別6部門あり、それぞれ全国大会上位入賞者や日本ソフトテニス連盟の強化選手らが出場できる。

 U17女子には17組が出場し、トーナメントで試合を行った。畑中選手は昨年度の強化選手に選ばれていることから推薦枠で出場。同じく強化選手の山陰女子中(岡山県)3年の松岡琴美選手とペアを組んで挑んだ。

 初戦は長崎と岩手の中学生ペアを3―1、2回戦で大阪の高校生ペアを3―1、準々決勝で新潟の中学生ペア、準決勝で三重の高校生ペアをいずれも3―0。後衛の松岡選手がつくったチャンスを前衛の畑中選手が確実に決めるプレースタイルで勝利を重ねた。決勝では和歌山と広島の高校生ペアに0―3で完敗したものの、中学生ペアで唯一、ベスト4入りする健闘を見せた。

 畑中選手は「準優勝できると思っていなかったので驚いています」と話し、ベスト4は今年度の競技者育成プログラムStep4に参加することができ、さらなる実力アップを目指している。

 JOCでは3年前の23回大会のU14でも3位に入っている。

写真=準優勝に笑顔の畑中㊨・松岡組