御坊市名誉市民第一号で、1964年の東京オリンピック誘致に尽力した故和田勇氏と生前親交があった男性3人が11日、市役所前のレリーフを見に訪れた。柏木征夫市長や和田勇顕彰会のメンバーらが歓迎。懇談で3人は「和田勇さんは無私無欲で、誰とでも同じ目線で話す方。御坊を愛し、それが人を大切にする彼のルーツだった」などと思い出話を語るとともに、顕彰事業に感謝とエールを送った。
来訪したのは、和田氏と30年近くつき合いがあったという小林良廣さん(71)=東京都=、その友人の竹内邦彦さん(79)=米国ロサンゼルス在住=、小林さんの兄・榮(しげる)さん(80)。3人は和田氏を描いた高杉良さんの著書「祖国へ、熱き心を」にも登場している。
和田勇顕彰会が先月27日、JR新大阪駅でPRを行った際、通りかかった榮さんがメンバーに声をかけたのが今回の訪問のきっかけ。偶然にもレリーフを見に行く予定にしていることが分かり、柏木市長のほか、顕彰会の川瀬和男、阪本仁志の両副会長、岡本恒男事務局長、和田勇資料館がある御坊寺内町会館の片山隆館長、御坊商工会議所の塩路泰弘専務らが出迎えた。
3人はレリーフを見て、感激した様子で写真も撮影。その後、市役所の市長応接室で懇談した。それぞれ和田氏との思い出を語りながら、良廣さんは和田氏の人柄について「日本、和歌山、御坊を愛した方だった。それが人を大切にする基盤になっていた」「若い人とも同じように話してくれ、差別や区別がない人」と紹介。ポーカー仲間だったという竹内さんは「30年ほどやりました。いろいろお世話になりました」と振り返り、榮さんは顕彰活動について「こんなことをやってくれているんだと感心しました。もっと広げていかないとね。これでおさまる次元の人じゃない」と激励した。
岡本事務局長は「3人は本にも出てくる人たち。ぜひお会いしたいと思っていたんです」。「お話を聞かせてもらうと、和田さんは本のイメージ通り。あらためてすごい人だったんだなと思いました。また、和田勇さんに直接お会いしたかったという思いが強くなりました。活動にも力を得た気がするので、ますます頑張っていきたい」と話した。
写真=レリーフを見て笑顔の竹内さん(左から2人目)、榮さん(同4人目)、良廣さん(同5人目)


