2021年10月30日から11月21日にかけて、和歌山県で第36回国民文化祭・第21回全国障害者芸術・文化祭が開催される。愛称は「紀の国わかやま文化祭2021」で、「山青し 海青し 文化は輝く」をキャッチフレーズに、県内各地で多彩な文化イベントなどを開催。県実行委員会は9月30日まで、文化祭を通じて和歌山の魅力を発信する「地域文化発信事業」を募集している。
国民文化祭は、参加者が全国から集まり、演劇や吹奏楽、美術作品などを発表する文化の祭典。国文祭と略され、「文化の国体」ともいわれ、毎年、各県持ち回りで開催されており、2017年からは全国障害者芸術・文化祭(障文祭)と合同開催されている。
21年の紀の国わかやま文化祭は「山青し 海青し 文化は輝く」を大会キャッチフレーズとし、▽分野別交流▽地域文化発信▽障害者交流――の3つの事業で文化イベントなどを展開。分野別交流事業はこれまでの国民文化祭で継続的に実施されており、合唱や吹奏楽、百人一首、華道、茶道、俳句、短歌など全国から出演者や作品を募集し、公演や展覧会などを開催する。
障害者交流事業も全国から出演者や作品を募り、ステージイベントや作品展など活動成果の発表の場を提供。障害のある人とない人が一緒に参加できる美術や音楽などのイベントを通じ、障害に対する国民の理解と認識を深めることを目的とする。
開催地の和歌山の独自色が最も注目される地域文化発信事業は、世界遺産や日本遺産、食文化など、和歌山の優れた文化資源をテーマとしたシンポジウムを開催。和歌山と交流が盛んな国の民俗芸能や音楽の公演などが考えられている。今年の新潟国民文化祭(9月15日から)では、各市町村と文化団体が一体となって、それぞれの地域の歴史・文化を題材とした講演会や座談会、史実・人物を題材にした演劇、地域特産品販売や郷土料理の手作り体験、地域ゆかりの偉人の紹介――などの事業が実施される。
和歌山県の国民文化祭実行委員会は、県内の文化団体、市町村などを対象に、地域文化発信事業を募集している。「県民の創意とイニシアチブにより、和歌山の特色を十分に発揮し、和歌山の魅力を発信する事業」として決まれば、事業経費の2分の1が補助される。「日高地方は道成寺、御坊寺内町、紀州鉄道、切目王子跡、アメリカ村、煙樹ケ浜、白崎海岸など、多くの歴史や文化を感じる場所や景観がたくさんある。これらを題材として活用した事業などをお考えいただければ」と応募を呼びかけている。
詳しくは国民文化祭県実行委員会事務局(県庁国民文化祭・障害者芸術文化祭推進室)℡073―441―2417。


