日高川町のダンスグループ「あすなろ倶楽部絆の星」は11日、高津尾の日高川交流センターで第5回本公演「日高川新伝承創作絵巻 ひとしずく」を行い、昼と夜の2部門に合わせて700人以上の観客が詰めかけた。

 あすなろ倶楽部のリーダーを務める高校生の「はな」が学校のクラブ活動や受験などでさまざまな悩みを抱えていたところ、日高川の水の精と出会い、一緒に日高川の過去を旅し、丹生都姫や宮子姫、安珍・清姫の物語に触れながら前向きさを取り戻していくストーリー。あすなろ倶楽部メンバーの24人を中心とする出演者55人はステージ上で日ごろの練習の成果を存分に発揮し、シリアス、コミカルな演技や生き生きとした表情のダンスなどで観客を魅了した。

 あすなろ倶楽部代表の中本毅さんは「子どもたちは本当によく頑張り、やりきってくれた。観客の皆さんの反応もよく、アンケートでは来年も続けてほしいという声をいただきました」と話している。

写真=生き生きとした表情で踊るメンバーら