ソフトテニスの全日本総合選手権大会県予選会が4日、紀三井寺公園庭球場で開かれ、女子の部できのくに信用金庫の石本久美子選手(22)=御坊市出身=のペアが優勝。男子の部では和歌山県庁の塩嵜弘騎選手(32)=御坊市出身=のペアが準優勝。そろって10月18日から岩手県で開かれる第74回天皇賜杯・皇后賜杯全日本選手権大会出場を決めた。

 社会人と高体連から推薦を受けた高校生が参加できる大会で、男子には39組、女子には19組が出場。いずれも3、4組ごとの予選リーグ、決勝トーナメントを行い、男女準優勝までが全日本選手権へ進める。

 石本さんはきのくに信用金庫の笠垣采那選手とペアを組んで挑み、予選を2勝で通過。トーナメント初戦は、石本さんの母校でもある和歌山信愛高校のペアに4―2で勝利。準決勝は和歌山信愛と青葉のペアを4―2、決勝は和歌山信愛のペアを4―2で下した。2年連続4回目の全日本出場。これまで入賞はなく、「一つでも多く勝ち上がれるように頑張ります」と意気込んでいる。

 塩嵜選手は和歌山県庁の花田周弥選手とペアを組んで出場。予選を2勝で通過し、トーナメント1回戦、2回戦、準決勝と勝ち上がったが、決勝は同じ和歌山県庁のペアに1―4で敗れた。全日本には15年連続出場、過去には優勝経験もあり、今大会に向け「2度目の優勝を目指します」と話している。

 このほか、和歌山北の小原雅也選手(2年)=印南中出身=のペアが3位、北原正博選手(2年)=湯川中出身=のペアが4位と健闘した。

写真=女子の部優勝の石本選手㊧のペア