県内外やアジア・オセアニアの高校生が世界共通の課題について意見交換する県の第5回アジア・オセアニア高校生フォーラムの全体会が31日、県民文化会館で開かれ、日高高校から3年生の薮本佳奈さんと2年生の小串楓子さんが参加。発表と司会でそれぞれの役割をしっかり果たし、フォーラム成功に大きく貢献した。
フォーラムには20カ国・地域の20人、県内から20人、県外から5人の合計45人の高校生が参加。津波・防災対策、環境問題、観光・文化、教育、食糧問題の5つのテーマで意見交換。フォーラム中はすべて英語を使用。日程は27日から31日までの5日間で、全体会のほか分科会や高野山ツアーなどがあり、その間、国内と海外の生徒がペアになって宿泊した。
薮本さんは、教育テーマの発表者として参加。全体会では来場者とディスカッションする場面があり、コミュニケーション能力やリーダーシップ力などソフトスキル教育の必要性については、海外の教諭が、「教諭の負担はどうするのか」などと質問。薮本さんが「教諭の数を増やすべき」と主張すると、集まった国内外の教諭らから拍手と歓声が送られ、会場は大いに盛り上がった。
薮本さんは「世界的に賛同を得られたみたいでうれしかった」と笑顔。「同じ教育というテーマに高い関心のある人たちと意見交換できる有意義な期間だった。将来、小学校の教諭を目指していますが、今回のフォーラムで今後、大学で何を学ぶべきかがはっきりしました」と成果を話していた。
小串さんは観光・文化テーマの司会として参加。フェアトレードやオーバーツーリズム、日本の花を生かしたイベントなど、分科会で話し合ってきた意見をわかりやすくまとめ、来場者に発表した。
「無事役割を果たすことができてよかったです。来場者からの質疑応答で、発言できなかったことが悔やまれます」。海外の生徒との宿泊については「3泊のうち、最初の2泊は恥ずかしくてほとんど話ができませんでしたが、最後の夜に話しかけたら、すっかり打ち解けて遅くまで話ができたのがうれしかった。英語で話しかけられる勇気が得られました」と笑顔を見せていた。
写真=笑顔で発言する薮本さん㊥上と、司会として発表する小串さん㊧



