日高川町鐘巻、天音山道成寺の小野俊成院主=写真=が本紙で連載した「宮子姫よもやまばなし」が書籍となり、14日から販売される。道成寺創建にかかわる宮子姫について、多くの史料をもとにさまざまな方向から考察。当時の政治的背景や人間関係などから、宮子姫のイメージが豊かに浮かび上がる一冊となっている。14日午後1時半から御坊商工会館で開かれる「梅原猛先生追悼記念 宮子姫忌・宮子姫講演会」(宮子姫顕彰会主催)の会場でも販売する。
2014年9月19日付からことし4月19日付まで4年8カ月、全56回にわたる連載。藤原不比等の養女となり、文武天皇の夫人に選ばれ、聖武天皇を生んだ「藤原宮子」の生涯と周辺の人々を、仮説も交えて生き生きと紹介している。「宮子姫の幸せな日々」と題する章では、誕生から結婚、懐妊、出産までが宮子姫の生涯前半の幸せな日々、そして36年ぶりに息子の聖武天皇と再会を果たしたのちが後半の幸せな日々とされ、亡くなったあとも37年後まで祥月命日には国の行事として法要が営まれたことを説明。聖武天皇との再会については、連載クライマックスの第52回でさらに深く考察している。「宮子姫よもやまばなし」は、宮子姫の祥月命日となる今月19日から、「令和版」として連載を再開する。
書籍は定価800円。TSUTAYA WAY美浜店、炭家書店、ブキャンドック大谷、日高川町初湯川のイハラ・ハートショップで取り扱う。
写真=全56回の連載が一冊に

