5年目を迎えた日高地方の地域活性化イベント、御坊日高博覧会(おんぱく)が7日、開幕した。ことしは「ありそうでなかったもの」をテーマに8月18日までの43日間、45の体験プログラムが展開される。

 初日は美浜町の松てるわ広場でオープニングイベントが開催された。谷口光実行委員長は「43日間楽しんでください」とあいさつし、龍神康宏御坊市副市長、日高振興局の三浦源吾局長、初日のイベントを企画した煙樹の杜の西垣哲雄理事長が祝辞を述べた。セレモニーでは、若手書道家の森下友喜さん(25)=有田市=が書道パフォーマンスを披露。大きな紙に「御博」と力強く書き、参加者らで記念撮影も行った。

 会場では御坊日高の“うまいもん”がずらりと並んだ御博屋台村が開店し、人だかりができるにぎわい。イベントも盛りだくさんで、中でも日高地方の少年剣道クラブの小学生約50人が3チームに分かれ、面につけた風船を割り合うユニークな野試合はひときわ盛り上がり、竹刀の音と歓声が響いていた。チームの大将を務めた楠部紅鯨君(内原小6年)、川神天真君(同)、塩田愛美さん(印南小6年)は「初めてだったけど楽しかった。またやりたい」と話していた。

 夕方からはビアガーデン、野外ナイトシアターもあり、朝から夜までにぎわっていた。

写真=オープニングで書道パフォーマンスを披露