近畿自動車道紀勢線有田―御坊間4車線化工事で25日、同区間で最も南に位置する川辺第2トンネル(日高川町千津川~土生区間)が貫通した。同区間の6カ所のトンネルでは2カ所目の貫通。御坊―印南間と合わせた延長29・2㌔に及ぶ4車線化工事は2021年12月の完成、供用開始へ着々と進んでおり、この日も日高川町の関係者約30人が現場を訪れ、貫通の瞬間、喜びの声を上げていた。

 延長19・4㌔の同区間のトンネルは北から湯浅、柳瀬、井関、鳥松山、川辺第1、川辺第2と計画されており、川辺第1が昨年10月に貫通している。

 延長557㍍の川辺第2トンネルは昨年12月に掘削が開始され、来年5月に完成する見通し。午前10時過ぎの貫通の瞬間は工事請負者の清水建設㈱(本社・東京)の現場代理人・丸井宏さんらの案内で訪れた日高川町の役場、議会、地元区関係者らが見守り、土生地内のトンネル終点付近で重機を使って高さ6㍍ほどの場所が貫かれると、差し込んだ光に歓声が上がり、記念にスマホで撮影する人たちの姿も見られた。土生のブリーダーの50代女性は「貫通の瞬間はめったに見られないので感動しました。工事が進んでいるのが実感でき、便利になるのを楽しみにしています」と話していた。

 有田―御坊間の工事進捗率は約30%。延長9・8㌔で16年6月に新規事業採択された御坊―印南間は順次、現場の工事に着手している。

写真=重機を使って土生側へ貫通