入学式や入社式が行われた4月から1カ月半が過ぎた。新入生や新入社員にとっては違った環境にも少しずつ慣れてきた頃ではなかろうか。初めは何をどうすればいいかさえも分からず、やる気ばかり空回りすることもあったかもしれない。学校や職場の雰囲気に溶け込むのも一苦労だったと思う。しかし、そうした環境にも対応できるようになってくるのがこの時期だろう。

 無我夢中で取り組んできた時期を過ぎると、陥りやすいのが五月病。連休明けごろから急激に無気力、無関心になることから名付けられ、緊張感からの解放、実態に対する失望、新たな目標の喪失などが要因という。症状は「学校や会社に行きたくない」「なんとなく体調が悪く、授業や仕事に集中できない」など。

 筆者も連休明けから、長年担当してきたエリアから配置換えで新しいエリアを担当することになった。支局勤務から本社勤務となって職場の雰囲気も変わった。まさに新入社員の気分。取材先では初めて会う人ばかりだし、取材内容についても最初から教えてもらわなければならない。毎日が四苦八苦の連続で、パニック状態となることも。環境の変化にも慣れず、しんどい思いをすることもある。

 第一生命保険は毎年実施している「サラリーマン川柳コンクール」のベスト10の作品を発表した。寄せられた句4万3691点から1位に選ばれたのは、「五時過ぎた カモンベイビーUSA(うさ)ばらし」。DA PUMPのヒット曲「U.S.A.」の歌詞をもじった表現で、サラリーマンの気持ちを表した一句。仕事が終わったら嫌なことを忘れ、不愉快な気分を一新しよう。五月病の特効薬としては一番だ。(雄)