JA紀州(芝光洋組合長)の主力品種、南高梅の収穫・出荷が26日からスタートした。今年は昨年の台風による塩害や5月の少雨の影響から、初日の出荷量は6㌧と例年に比べて出足は少ないが、病害虫被害がほとんどなく品質は最高。昨年の27万ケースを上回る28万ケースを出荷の目標に、ピークは6月中旬ごろになりそうで、日本一の産地のみなべ町では7月上旬まで梅の作業一色となる。
みなべ町芝、JA紀州みなべいなみ梅部会南部支部長の片岡建二さん(46)は、初日朝から埴田の園地で収穫作業を行った。約1万平方㍍で南高梅を栽培しており、青梅と、半分以上は漬け梅で出荷している。「今年は台風の塩害で少ないと予想されていたが、思っていたよりも実がなっていて、うちでは平年の9割といったところ」と上々の出来。「雨が少なくて実がまだ少し小さいので、もう少し雨がほしい。ただ、少雨のおかげで病害虫被害が少なく、実がきれいで品質はすごくいい。梅酒や梅ジュースに最適で、南高梅を使った加工品づくりを全国の人が楽しんでくれるとうれしい」という。
JA紀州みなべ営農販売センターによると、主産地のみなべ町で約1200軒、印南町約300軒の計約1500軒が約2200㌶で栽培。みなべ町気佐藤の統合選果場では初日、6㌧の出荷があり、豊作だった昨年の初日は30㌧以上だったのと比較すると少ないが、生育が例年より3日程度遅れていることから今後、増えてくると予想されている。品質は非常によく、今後の雨予報で実太りが期待できれば収量も大きく伸びる。同センターでは「今後の気象条件によって収量はさらによくなる。目標の28万㌧をクリアしたい」と話していた。
写真=初日、埴田の園地で収穫作業する片岡さん


