ポーランドの柔道チーム「UKS柔道クラブ」が24日から由良町を訪れ、26日には町武道館で、知的障害を持ちながら柔道に励んでいるスペシャルオリンピックス(SO)日本・和歌山柔道部会のメンバーらと交流した。
UKS柔道クラブは同国のトップレベルの中学生や高校生で、指導者は五輪出場選手のアルツール・クリスさん(36)、アトランタオリンピック金メダリストのパウエル・ナツラさん(48)ら。昨年夏にNPO法人judo3・0の国際交流プロジェクトで同町を訪問し、地元の柔道選手らと交流した縁で、今年もメンバー17人が訪れた。
交流会にはスペシャルオリンピックスの和歌山柔道部会、大阪部会、健常者の打田柔道スポーツ少年団から23人が参加。午前中の開会式には聴覚障害者の国際大会「台北デフリンピック柔道」の金メダリスト山田光穂選手も出席。スペシャルオリンピックス日本・和歌山の神谷尚孝会長は「日本とポーランドの友好が始まってちょうど100年。柔道を通じてさらに交流を深めてほしい」とあいさつ。このあと、紀の川市に拠点がある社会福祉法人「一麦会ポズック楽団」が日本文化のちんどんパフォーマンスを披露した。午後からはゆうRECでべその会の濵出將俊会長がレクリエーション進行し、チーム対抗の輪投げやお手玉など遊びを通じてポーランドの選手と日本の選手が交流を深めた。
本紙の取材に対し、アルツールさんは「ポーランドでも知的障害を持ちながら柔道に取り組んでいる組織があるが、障害のある人の自立や社会参加を支援する活動がとても重要なものとして大切にされています」、パウエルさん(48)は「日本の選手たちも真面目に練習し、楽しく柔道に取り組んでほしい」と話していた。
スペシャルオリンピックス日本・和歌山柔道部会を立ち上げた同町網代の楠山光一さん(54)は「日本で始まった柔道を通じて外国人と日本の子どもたちが交流し、国際感覚を養ってもらえれば」と期待を込めた。UKS柔道クラブのメンバーは6月8日まで由良町で滞在し、箕島中学などで合同練習を行っている。
写真=輪投げで交流するポーランド選手と日本選手


