ジャズグループ、ルーク・ギレスピー・トリオのコンサートが、26日午後2時から御坊市民文化会館小ホールで開かれる。メンバーは、アメリカを拠点に活動するジャズピアニストのルーク・ギレスピーさん、御坊市出身のベーシスト芝田奨さん、京都府在住のドラマー齋藤洋平さんの3人。芝田さんは「この機会に、生のジャズ演奏をお楽しみください」と来場を呼びかけている。

 ルークさんは宣教師の父の関係で京都市のバプテスト病院で生まれ、大阪で18年間過ごした。幼少期からピアノを学び、中2の頃からジャズに関心を持ち、アメリカ・インディアナ大学ジェイコブズ音楽院でクラシックとジャズの両方を勉強。現在、同音楽院ジャズ科の教授を務める。演奏ツアーでヨーロッパ、中国、日本をたびたび訪問。3年ほど前から芝田さんと共演している。

 芝田さんは日高高校時代、ジャズ・ビッグ・バンドでエレキベースを始めた。その後、大学生の頃からウッドベースを始め、大阪センチュリーオーケストラの坂倉健氏に奏法を師事。バンドリーダーを務めるほか多くのジャズバンドで活動。タップダンサー、二胡や箏の奏者らさまざまな分野のアーティストとも共演するなどジャンルに捉われない音楽活動を行っている。海外アーティストとの共演も多く、柔軟なプレースタイルに定評。ライブ、テレビ出演、レコーディングなど関西を中心に全国的に活動中。

 齋藤さんは島根県出身。京都アンミュージックスクールでドラムを学び、山野ビッグバンドコンテストでスイングジャーナル社賞を受賞。2010年、アメリカ・ニューオリンズで開かれたフレンチクォーターフェスティバルに日本人として初めて出演。現在は篠崎雅史バンドなどのバンドで活動中。

 当日は、ルークさんのオリジナル曲「ブルース・フォー・オール」や「ムービング・ミスト」、古いスタンダードナンバー「ホワット・イズ・ディス・シング・コールド・ラブ」などを演奏する。入場料は一般2000円、学生1000円。チケットの問い合わせは芝田さん℡080―3036―6090。

写真=御坊市出身の芝田さん