14日朝、御坊市湯川町小松原のJR紀勢線・御坊駅構内で、乗客が乗る前の回送列車(4両編成)が留置線から本線に向かう途中で脱線。けが人はなかったが、印南―紀伊由良間で約14時間にわたり運転見合わせとなった。

 JR西日本和歌山支社によると、列車は午前7時14分発の和歌山行き普通電車で、午前6時54分ごろ、車両を待機させる留置線から本線に移す際、2両目の一部の車輪が脱線した。線路を切り替える操作の誤りで、列車が間違った線路に進入したとみられており、車輪は北裏病院北側のポイント付近で進行方向左側へ脱線。車内に乗客はおらず、運転士と車掌の計2人にけがはなかった。

 午後から降り続く雨のなか、現場では車両をジャッキアップして線路に戻す復旧作業が行われ、9時になってようやく復旧。15日始発から平常ダイヤの運行に戻った。

写真=2両目が脱線したJR紀勢線の普通列車(14日午前10時30分、御坊駅)