日高郡市ジュニアバレーボール連盟主催、本紙協賛の第19回日高新報杯兼第42回春季大会が14日、御坊市立体育館をメイン会場に開催され、6年生主体のAリーグ、5年生以下のBリーグとも12チームが参加して熱戦を展開した。新年度になって初の公式戦で、Aリーグは粘り強さを発揮した印南はまゆうAが3年ぶり2回目の優勝を飾り、南部女子Aが準優勝。Bリーグは南部男子Bが制した。

Aリーグは3チームずつ4組に分かれて予選リーグを行い、各組上位2チームが決勝トーナメントで激突。印南はまゆうAは持ち前の粘り強いバレーを展開し、拾ってつなぐバレーでリズムよく得点を積み重ねた。サーブも冴え、攻めてはセッター畑中のトス回しで笹井、坂下、稲谷のスパイクがさく裂。守っては玉置、保川が好レシーブを連発し、決勝では南部女子Aに先の日高地方新人大会決勝のリベンジを果たした。

山崎進監督は「故障で欠いたメンバーの分までよくやった。これを自信にもっとレベルを高め、県大会でも上位を狙えるように頑張りたい」と笑顔を見せていた。

南部女子Aは6年生が1人ながら、その長瀬を中心に健闘。石上貴一監督は「精いっぱい頑張った。6年生のエース以外もアタッカーとして助けられるよう次につなげていきたい」と話していた。

3位は内原が稲原との決定戦を制して入賞。個人賞と上位3チームのメンバーは次の皆さん。

【個人賞】優秀賞=稲谷穂華(印南はまゆうA)、塩路里葉(南部女子A)▽敢闘賞=中馬劉備(内原)、古田愛純(稲原)、羽山里空(美浜VBC・A)、小森寧々(名田ソレイユ)、酒井優音(美浜ひまわり女子)、鈴木愛梨(日高)

【メンバー】印南はまゆうA=山﨑進(監督)、田伏みずほ(コーチ)、畑中茂季(マネジャー)、畑中里桜、笹井美桜、木下万稟、坂下心奈、玉置美桜、保川千紗都、稲谷穂華、中家朱梨、石橋妃那▽南部女子A=石上貴一(監督)、長瀬日鞠、築山奈那世、中田夕貴、庄司妃華、塩路里葉、火縄友基、岩﨑優月▽内原=西岡みゆき(監督)、河村尚子(コーチ)、串本美恵(マネジャー)、中馬劉備、河村詩、石方開城、白井稟子、串本琉夏、梶本歩夢、宮井莉子、串本聖奈

写真=優勝カップを手に笑顔の印南はまゆうA㊤と、準優勝杯を手に南部女子Aのメンバー