御坊市野口のオートキャンプ場の2018年度利用者数が、初めて1万人を突破した。管理・運営する市ふれあいセンターによると、前年度に比べて2・5倍に一気にアップ。17年度までは閉鎖していた冬場もオープンしたことやキャンピングカーオーナーらのSNS発信が増えたことが要因で、2月から始めたインターネット予約も利用増につながっている。
昨年4月からことし3月末までの利用者数は1万882人で、前年度の4368人からちょうど2・5倍に増えた。最も多かったのは5月の1921人、次いで11月の1446人、9月1378人、10月1334人と大型連休と秋が多かった。
人気の秘訣は、1区画の広さ。コンセントが利用できる電源サイトを19区画用意しているが、ほとんどが約300平方㍍あり、最も狭いところでも150平方㍍が2区画、最も広い場所は約400平方㍍もある。全国では1区画100平方㍍でも広さをウリにしているキャンプ場があり、野口の広さはずば抜けている。利用者は少しずつ増えていたが、昨年度は劇的に増加した。
その大きな要因は、冬場も開設したこと。17年度までは「冬場は利用が少ない」と11月から3月まで5カ月間閉鎖していたが、キャンピングカー愛好家から「11月はキャンプに最適」とアドバイスを受けたことから、年中オープンに初めて取り組んだ。結果、11月から3月の5カ月間の利用者は3685人に上った。
キャンピングカー愛好家クラブとタイアップしたことも要因の一つ。フェイスブックで3500人が登録している「キャンピングカー倶楽部(CCC)」、7000人が加盟する日本最大のキャンピングカーオーナーズクラブ「くるま旅CLUB」と、ふれあいセンターがスクラムを組み、野口オートキャンプ場を「CCCパラダイス御坊」として全国にPRをスタート。SNSでの情報発信力が格段にアップしたことで利用者が伸びている。2月からスタートさせたネット予約効果もあり、新規の利用者が増えているという。
新年度もゴールデンウイークの10連休はすべて予約満杯となっている。同センターの林守センター長は「キャンプブームの中で、区画の広さに加えて、高速道路のすぐ近く、コンビニやスーパーなども車ですぐの所にある立地条件がいいのもウケている。トイレやシャワーなどは職員がきれいに手入れしていて、利用客から褒められるほどで、地道な努力が実ってきた」と喜び、「ネット予約効果も大きく、新年度はさらに利用者が増えると期待しています。利用した皆さんに喜んでもらえるよう、きめ細やかな対応を心がけていきたい」と話している。
写真=年々人気が高まっている野口キャンプ場(写真は昨年5月)