急速な進歩はIT(情報技術)やAI(人工知能)などの分野だけではない。もっと身近なところでも、あっと驚く技術が開発され、普及し始めている。
テレビで「保存」をテーマにした新しいビジネスが取り上げられていた。注目したのは、「フリーズドライ」(水分を含んだ食品などをマイナス30度程度で急速に凍結し、減圧して真空状態で水分を昇華させて乾燥させること)の食品と、魚が長持ちする「魔法の水」。フリーズドライはみそ汁が広く知られているが、ついにカツカレーも商品化に成功したそうだ。作り方は、みそ汁と同じでお湯をかけるだけ。味も抜群という。魔法の水はアミノ酸の一部の「アミノ基」が入っており、難しい説明は省略するが活け締めした魚にかけると冷蔵庫に入れて1週間程度経ってからでも刺し身で食べられると紹介されていた。どちらも本当に味や鮮度に問題がないのか、一度自分の舌で試してみたいと思う。
お湯をかけるだけでカレーが完成すれば、共働き世帯では本当に助かる。きょうの夕食、夫婦どちらが作るかでけんかすることもなくなり、家庭円満に一役買うかも。魔法の水は霧吹きで魚全体にかければ鮮度をキープでき、生かしたまま、また冷凍で輸送しなくてもよくなり、コストカットが図られるそうだ。水の値段さえ下がれば、刺し身好きの筆者もぜひ手に入れたい。
新しい技術ができると不可能が可能になるだけでなく、大切な時間の短縮、コストの低減、また新しいサービスの創出にもつなげられる。いち早く、うまく活用できるかどうかが明暗を分けるところであり、新しい情報には敏感になっておかなければならないとあらためて感じる。(賀)


