御坊市塩屋町南塩屋の御坊総合運動公園芝生広場に、子育て世代が気軽に集える「交流拠点施設」が完成し、4日、関係者にお披露目された。

 市まち・ひと・しごと創生総合戦略のGO! GOBOプロジェクトの一環。芝生広場や遊具は子どもたちに人気のスポットだが、夏場等は強い日差しを避ける場所がなく、子育て世代から屋根付きの施設を望む声があり、ニーズに応えた。

 木造平屋建て、延べ床面積90平方㍍。外観、内装ともスギやヒノキなど紀州材をふんだんに使った温かみのある施設に仕上がった。設計に当たっては、市男女共同参画参画推進ボランティアグループ「ウイズ・ア・スマイル」(中道幸代会長)の意見を取り入れ、おむつ交換室、授乳室、パンダの形をした手足洗い場などを整備した。テーブルやいすも設置しており、休憩やイベントにも活用できる。こけら落としとして、14日に子ども向けの「忍者イベント」を開催する。

 お披露目に出席した中道会長は「子育て世代の要望を叶えてくれて、素晴らしい建物ができた」と喜んでいた。

 設計は御坊市湯川町小松原の㈲柏木設計(柏木伸彦代表)、施工は名田町楠井の弓倉建設(弓倉富生代表)。

写真=関係者にお披露目された交流拠点施設