由良町里のJA紀州ゆら柑橘撰果場で、完熟で収穫するさつきハッサクの出荷作業がスタートした。
同撰果場の山本俊希運営委員長によると、ことしは昨年の台風の影響などを受け大きさは小ぶりだが、中の実の薄皮も柔らかく、甘く味が濃いジューシーなハッサクができたという。
和歌山県はハッサクの出荷量が全国1位で、中でも樹上で十分甘味を引き出してから収穫するさつきハッサクは市場でも人気を集めている。
今月1日の販売開始に合わせた初回は21㌧を選果し、東京、大阪、福島などに出荷。2回目の2日も25㌧を選果し、10日ごろをピークに今月下旬にかけて約150㌧を出荷する見通し。昨年に比べ出荷量は多く、市場価格も1㌔260円ほどと例年より高めとなっている。
写真=撰果機を流れるさつきハッサク(JA紀州ゆら柑橘撰果場)