文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定を受けている高校が研究成果を発表する全国SGH課題研究発表会2019「SGH甲子園2019」が関西学院大学で開かれ、ポスタープレゼンテーション日本語部門で日高高2年生の廣﨑智也君と大谷香乃さんが最優秀賞を受賞。危機意識の持続を目指した防災カレンダーを提案し、同校初の入賞で見事、栄冠を手にした。

 ポスタープレゼンには全国から108チーム、日本語部門には77チームが出場。それぞれポスターを使って来場者や審査員に研究の成果を発表し、競った。

 2人は「防災カレンダー計画」をテーマに発表。教員・生徒473人へのアンケートで、半数近くが「近くで災害が起こっても自分は大丈夫」と思っている「正常化バイアス」の状態にあることを紹介した。

 原因の一つとして、講義など単発の取り組みでは意識が続かないとし、継続的に効果がある方法を探す中で、毎日目にするカレンダーに着目。各日にその日に発生した世界の災害を記すとともに、災害の教訓なども加え、親しまれるようにキャラクター「ナマズくん」も作った。さらにカレンダーを生徒に見てもらったあとに、改善点を募集し、より使いやすく仕上げた。

 2人は「最高の賞に選ばれると思っていなかったので、発表されたときはとてもびっくりしました。他の学校ではクラウドファンディングを使うなどスケールの大きな取り組みもたくさんあり、いい刺激をたくさん受けました」と笑顔。3年生では今回の研究を論文にまとめ、「カレンダーが完成したので、今度はそれをどうやって広めていくのかを考えていきたい」と話している。

写真=防災カレンダーを手に大谷さんと廣﨑君