全国のJA営農指導員の取り組みを審査・表彰するJA営農指導実践全国大会が21日、東京都内で開かれた。近畿ブロック代表で出場したJA紀州いなみ営農販売センター長田中俊史さん(40)の活動報告が、強固なミニトマトの産地を育成した点が高く評価され、見事、最優秀賞に輝いた。
全国8ブロックの営農指導員の代表が、農業者の所得増大や農業生産の拡大につながる活動を発表。内容や発表力など総合的に審査され、最優秀賞、審査員特別賞を各1人、優秀賞が6人選ばれた。田中さんは、昨年7月の県大会、12月の近畿大会でいずれも最優勝賞を受賞し、同大会に臨んだ。
発表のタイトルは「ミニトマト日本一へ! 赤糖房・優糖星・王糖姫の挑戦は続く 夢を描き実現へ」。ミニトマトの出荷に、パックに詰めずコンテナのままで生産者、市場、店舗を循環するシステムを考案、導入。生産者は収穫後、コンテナに入れるだけで、労力の大半を占めていたパック詰めなどの出荷調整作業を消費地で担ってもらうようにし、農家の省力化と消費者のニーズに合わせた商品形態を両立させた。
新規就農が17人増加したことや加工品を開発し、廃棄になっていた生果の活用なども成果を上げたことを報告。高評価を得た。
田中さんは「農家さんたちのおかげでこのような賞をいただきうれしい。先代から継続してきた取り組みを次代につなげ、50年、100年と続く産地にしていきたい」と話している。
写真=表彰を受ける田中さん

