御坊市の関西電力御坊発電所で21日、市消防本部、田辺海上保安部との3機関総合防災訓練があり、合わせて72人が参加。陸海からの一斉放水で連携を強化した。

 県中部を震源とする震度6弱の地震が発生し、敷地内の送油管が破損して多量の油が陸海に流出。その後の余震で船の停泊地やタンカーで火災が起きるとともに、活動中にけが人や海への転落者が出たとの想定で、油の流出にはオイルフェンスを張り、ドローンで調査しながら海上で吸着マットや処理剤で対応した。船舶火災では巡視船と消防、発電所自衛消防隊の高所放水車から放水を実施。本番さながらのキビキビした活動で防災態勢や連携を確認した。

 終了後、消防の坂口秀紀署長らが講評。「迅速で的確な活動でした。今後も備えを怠らず対応力や連携の強化に努めていこう」と一層の協力を求め、御坊発電所の数野裕史所長は「いざというとき被害を防ぎ、対応できるよう備えたい」とあいさつした。

写真=船舶火災を想定して3機関が一斉放水