官民でつくる和田勇顕彰会(会長=吉田擴御坊商工会議所会頭)は、本年度新規事業として、和田勇氏の功績を子どもたちにも知ってもらおうと、紙芝居を製作する。御坊ロータリークラブが製作した和田勇物語の本をベースに、絵は日高高校JRC(ジュニア・レッド・クロス)の生徒が担当する。21日には同校で初めての打ち合わせ会議が開かれ、「英訳してアメリカでも読んでもらおう」とのアイデアも出された。
顕彰会では和田勇氏の功績を多くの人に知ってもらおうとさまざまな活動を展開。去る16、17の両日には和田氏の次女、メアリー・マリコ・ロースさん(77)=アメリカ・カリフォルニア州在住=を招いての歓迎会や顕彰イベントを開催し、大成功を収めた。和田氏への関心が高まっている中、今度は小さい子どものうちから御坊の偉人を知ってもらおうと、紙芝居を製作するにした。
製作には若い感覚やアイデアを取り入れようと、県が主催の手作り紙芝居コンクールに毎年作品を応募しており、入賞経験もある日高高校JRCに絵の担当を依頼し快諾を受けた。内容は、御坊RCが15年前、創立50周年を記念して小学生や中学生向けに作った「和田勇物語」の本をベースに、言葉遣いや表現を幼児にも分かりやすくすることにしている。
初めての打ち合わせ会議にはJRCの玉置朝花部長(2年)と高垣未優副部長、関本久美子顧問、顕彰会から岡本恒男事務局長らが出席。本年度中に完成させるようスケジュール等を決めた。玉置部長と高垣副部長は「和田さんのことは本で読んで知っています。自分たちが作った紙芝居がみんなに読んでもらえるのはうれしい。部員12人がそれぞれ1枚ずつ描くことにしますが、みんなで意見を出し合って子どもでも分かりやすい紙芝居にしたいです」と張り切っている。関本顧問も「昨年は白浜の動物園をテーマにした『パンダくんとカラスくん』が県のコンクールで奨励賞に選ばれましたので、経験を生かしていい作品を作ってくれると思います」と期待を込めていた。
完成した紙芝居は市内の幼稚園や保育園にプレゼントするほか、紀州鉄道等での読み聞かせ、原画展なども企画する。岡本事務局長は「若い人が意見をどんどん出して、とにかく楽しんで描いてほしい。英訳してアメリカの子どもたちにも読んでもらえるような取り組みも検討したい」と話している。
写真=岡本事務局長と打ち合わせする日高高JRCメンバー


