海南・万葉の会主催、ミュージカル「みやこ姫~有間皇子塚がむすぶ縁~」が11日、御坊市民文化会館大ホールで上演された。
出演は海南市の劇団KCMで、あすなろ倶楽部・絆の星、劇団たなべ座等も協力。壬申の乱に始まり、聖武天皇が大仏を建立するまで約80年の壮大な歴史を語る物語となった。九海士の里で育った少女宮子は、村長(むらおさ)から有間皇子の悲劇と、皇子とともに殺された家臣で近隣の出身、塩屋連鯯(しおやのむらじこのしろ)の話を聞く。女帝・持統天皇は紀伊に行幸し、村人の願いを聞き届けて岩内に有間らの墓をつくることを許した。造営の際、不比等の家来が美しい黒髪の宮子に目を止めたことから、宮子は文武天皇の夫人となり、やがて聖武天皇を生むが、引き離されて36年間も会えないままに過ごす…。
KCMメンバーで田辺市龍神村在住の正木吉紀さんが聖武天皇を演じ、母子の再会の場面などを熱演した。あすなろ倶楽部の竹本浩人君(大成中2年)は少年時代の聖武天皇、井原美月さん(中津小6年)は少女時代の光明皇后をしっかり演じていたほか、メンバー7人は踊りで盛り上げた。古代の歴史ロマンを演劇の形で詳しく紹介した舞台に、拍手が送られた。
写真=聖武天皇が母の宮子と36年ぶりに再会


