日高建設業協同組合青年部会(北村智広会長)の建設機械体験会が10日に美浜町吉原の広場で行われ、和歌山高専や日高高校中津分校の生徒、同部会メンバーら約40人が参加した。総合機械メーカー㈱小松製作所の協力で、ICT(情報通信技術)油圧ショベルの乗車体験やドローン測量を見学。世界初の最先端技術を駆使した建設業の仕事に興味津々だった。
体験会は、地元の高校生を対象に建設業に興味や憧れを持ってもらおうと初の試み。最初に北村会長が「私たちは道や建物をつくっています。台風被害で電線を修理するのは電力会社ですが、倒木の処理などいち早く駆け付けて対応するのは私たち建設業。地域に密着した仕事です」などと紹介を兼ねてあいさつした。
このあと、小松製作所の専門家が、国が推進する「i│Construction(建設現場へのICT導入)」について「建設業の労働者が減少しており、建設機械のロボット化を進めないと対応できない」などと解説。衛星通信を利用したドローンでの上空撮影による測量では、実際にドローンを飛ばし、あっという間に測量ができて、タブレットの画面で測量結果が3D(立体映像)で見れることを紹介した。
ICT油圧ショベルの乗車体験では、学生たちが一人一人操縦席に座り、タッチパネルなどでの操作を行った。操縦はセミオート化されており、設計に基づき自動で掘り過ぎないような機能が付いていることも学んだ。また、ICTブルドーザーは、掘削から仕上げの整地まで自動化されており、デモンストレーションを見学した。いずれも世界初の最新技術で、中津分校3年生の塩崎元基君(17)は「すごい技術ですが、操作はゲーム感覚でわりと簡単でした。父が建設業をしているので、将来は後を継ぎ、ICT建機を活用した工事をしたいです」と目を輝かせた。
写真=ICT油圧ショベルの乗車体験


