朝日新聞社・朝日学生新聞社主催、文部科学省・環境省等後援の第33回「WE LOVEトンボ」絵画コンクール審査が行われ、河南中学校1年の野村和志君の作品が大賞・環境大臣賞を受賞した。小4の時に入賞したことはあるが、大賞は初めて。表彰式は、17日に朝日新聞東京本社浜離宮朝日小ホールで行われる。

 「美しい自然のシンボル・トンボを描いてみよう」という趣旨で毎年行われている絵画コンクール。今回は、全国の小・中・高校生から14万7051点もの作品が寄せられた。

 野村君は、小3の時から示現会正会員の阪本由捷さん(御坊市藤田町吉田)の絵画教室に通っている。今回の作品は、ゴールデンウイークに家族で訪れた白川郷の風景にトンボを合わせて描いた。木造の家々、きれいに積まれた石垣の間を流れる小川の上を飛ぶトンボの姿が大きく描かれており、羽の透明感などを繊細に表現。「色をつくるのが難しく、特に川のそばに生えている草の緑色をきれいに描くのに苦労しました。こんなにいい賞がもらえるとは思っていなかったのでびっくりしました。うれしいです」と笑顔で話している。

写真=大賞を受賞した野村君の作品