地域をよりよくしようと取り組んでいるみなべ町の高城地域を考える会(下野栄会長)は18日、区内のガードレール清掃を行った。会員約30人のほか、高城中学生(細川安弘校長)の1・2年生や教職員ら約40人も参加。交流を深めながら、ガードレールをきれいにした。

 同会は10年ほど前から毎年ガードレールの清掃に取り組んでいるが、4年前から中学生も参加して一緒に行うようになった。この日は午前7時半に高城中学校に集合後、周辺の通学路を中心に清掃作業を行った。考える会の会員が軽トラックに積んだ農業用の噴霧器を使ってガードレールを水で濡らしたあと、生徒らがたわしで丁寧にこすって汚れを落としていった。地域の交通指導員も協力し、作業中に交通事故が起こらないよう見守った。2年生の長瀨丈君は「汚れているガードレールがきれいになると気持ちいい」と話しながら作業に励み、下野会長は「作業を通じて地域の中学生らと交流できるいい機会になりました」と話していた。

写真=清掃作業に汗を流す生徒たち