日高地方出身で、中学校を卒業し、神奈川県横須賀市の陸上自衛隊高等工科学校に通っている3人が9日、御坊市の自衛隊和歌山地方協力本部御坊地域事務所を訪ね、近況を報告した。

 御坊市薗出身で御坊中卒の3年・宮本響来君(17)、同塩屋町北塩屋出身で河南中卒の2年・岡本大輝君(16)、みなべ町堺出身で南部中卒の1年・湯川遥翔君(15)。夏休み中の帰省で、制服姿で事務所を訪れ、芝陽二所長らを前に学校の教育、訓練、クラブ活動や寮生活、休日の過ごし方について語った。

 宮本君は17日、岡本君は20日、湯川君は10日までの帰省。それぞれ地元の友達と遊んだり、実家やふるさとを満喫したりし、今後へ「来年春に卒業したら部下ができる。年上の人もいると思うけど、示しをつけられるよう、しっかりやりたい」(宮本君)、「平成30年7月豪雨でも災害派遣がありましたが、いまからしっかり体を鍛え、被災地で活躍できるようになりたい」(岡本君)、「部下を引っ張っていけるリーダーシップのある自衛官になりたい」(湯川君)と決意を新たにした。

 3人は「陸上自衛隊高等工科学校では、勉強もできるし、体力もつく。お金(手当)ももらえて親に負担はかからず、入って損はない」と後輩にメッセージも送り、芝所長は「3人とも表情に頼もしさがあふれている。将来の戦力になるよう頑張ってほしい」と激励した。

写真=左から湯川君、岡本君、宮本君