MBSで毎週水曜日の深夜に放送されているスポーツバラエティー番組「戦えスポーツ内閣」が面白い。元アスリートのタレント・武井壮、お笑い芸人の小杉竜一が司会。現役のトップ選手、時には超大物の元アスリートも出演する。「スポーツ・トーク・エンターテインメント」とうたうだけあって、自分がいままで興味がなかった、あまりルールも分からない競技の放送回でも楽しませてもらっている。競馬界のスーパースター・武豊ジョッキーの特集を観ようと録画してから、ファンになった。
 印象に残っているのは武ジョッキーをはじめ、日本プロ野球史上唯一となる3度の三冠王を達成した落合博満氏、ヨットレーサーで海洋冒険家の白石康次郎さんがスタジオに来た週だ。武ジョッキーはGⅠレース(地方等含む)100勝以上の実績があるが、一番勝ちたいレースについて問われると「次のレース」と即答。衰えない勝利への執念が、50歳近い年齢になっても現役トップレベルの活躍を見せられる原動力になっているのだろうと感じた。バットを手に打撃理論を分かりやすく解説した落合氏は上達するコツについて「練習するしかないじゃん」「何をやっても時間の無駄はない。必ず何かしら得られる」などと話し、海の上でたった1人で何十日も過ごす白石さんからは「ポジティブなときに正しい判断ができる。ネガティブのときは判断しない」と笑顔、常に前向きな思考と姿勢を持つことの大切さを訴える言葉が聞かれた。
 大記録や偉業を打ち立てた人たちの生の声には大きな〝力〟があり、元気や勇気がもらえ、生き方の参考にもなる。スポーツが何倍も楽しく観られるようにもなり、しばらく番組にはまりそうだ。(賀)