由良町と大学のふるさと協定を締結している摂南大学(大阪府寝屋川市)の同町地域ブランド開発プロジェクトチームの活動報告会が去る16日に開かれたのは既報の通り。PBL(プロジェクト体験型学習)の一環で①うみの学校(昨年7月、白崎海洋公園)への参加②ゆらの助のPR③由良町観光パンフレットの多言語化――の3つに取り組んだ成果を発表した。
 興味を引いたのは、学生たちが試行錯誤しながら、しらす丼に付加価値を付けてうみの学校の会場で販売したこと。既製品は単品だと850円だが、しらすを乗せ放題にしたり、刺し身やあら汁のセット商品にして1500円で販売したところ、169食を売って、売上金25万3500円。粗利益は16万6127円に上った。今後、白崎海洋公園でイベントがある際に販売すれば、十分利益につなげられるだろうと思った。
 もう一つ紹介すると、学生たちが関空で外国人を対象に行ったアンケートの結果が興味深い。その中で特に由良町で食べたい食べ物の順番は1位がクエ鍋、次いでミカン、しらす丼、アカモクとなっていた。回答者の国籍は中国が最も多く、次いで韓国、台湾、マレーシア、香港、カナダ、スペインなど。アジアがほとんどだが、クエ鍋が海外でも注目を集めているということが分かった。クエ鍋と言えば、先日、日高町チームが全国鍋グランプリで日本一に輝き、国内にその名をとどろかせたが、今後は海外に向けてクエを発信していくのも手かもしれない。
 いずれにしても学生たちが取り組んでくれた結果は、今後の地元観光振興に大いに役立つと思う。これからも若いアイデアと行動力に期待したい。(吉)