公益財団法人日本体育協会等主催の近畿ブロックスポーツ少年団剣道交流大会は18日に貝塚市立総合体育館で開かれ、中学生男子の部で日高町小池出身の細川蓮也選手(15)=和歌山市・東和中3年、2段=が見事優勝を飾った。和歌山予選5位ながら全国レベルの強豪を破るなど快進撃を見せ、自身にとって中学生最後の公式戦を最高の結果で締めくくった。剣道歴8年、初の個人タイトル獲得ともなり、高校進学を前に喜びを爆発させている。
同部門には2府4県の予選を突破した33人が参加し、トーナメントで激突した。細川選手は2回戦から登場。初戦は小手で奈良代表を1―0、3回戦は胴と反則2回合わせ1本で滋賀代表を2―0で破り、準々決勝は京都代表を面の1―0、準決勝は奈良代表を胴の1―0、決勝は大阪代表を胴と小手の2―0でそれぞれ退けた。日高地方勢が今大会の個人戦で優勝したのは初めてという。
昨年11月の和歌山予選から3カ月弱。中学生最後の公式戦となる今大会に照準を合わせ、「得意の出小手(でごて)以外の技を磨き、技の幅を広げられたのがよかった」と1本も許さず決着をつけた5試合に納得の表情を見せた。とくに決勝は開始1分ほどで胴を打ち込み、昨年夏の中体連全国大会ベスト8の強豪・伊東選手(奈良)と顔を合わせた準決勝では延長戦開始数十秒後に一瞬の隙を見逃さず鮮やかに胴を決めるなど、大一番でも得意技に頼ることなく存分に稽古の成果を発揮した。
小2春から日高町武道館(剣道教室)で剣道を始めた。中学校1年夏の中体連終了後、実力のあった先輩の3年生が引退すると、「もっと強いチームで剣道をやりたい」と、より充実した競技環境を求め、日高中から県内一、二の強豪・東和中へ転校。「3年間、休みが少なく大変だったけど、(東和中へ)行ってよかった」と賞状、トロフィーを手に笑顔で振り返った。中学校卒業後も高校で剣道を続けることにしており、「剣道を始めて8年。これまで個人戦は優勝したことがなかったので、最後に、しかも近畿大会で優勝できてとてもうれしい。次は全国大会に出場して、もっと上を目指して頑張っていきたい」。自身初の個人タイトルをはずみに、新たな目標へ踏み出す。

