県の2017年度文化表彰の受賞者が決まった。文化の向上発展に特に顕著な業績を挙げ、和歌山県の誇りに値すると認められる人が対象の文化賞には、人気ハードボイルド劇画「ゴルゴ13」の作者さいとう・たかを氏(81)=東京都中野区=が選ばれた。
 さいとう氏(本名・齋藤隆夫)は1936年11月、和歌山市(旧海草郡西和佐村)に生まれ、大阪市と堺市で育った。68年11月から連載が始まった「ゴルゴ13」は現在まで一度も休載することなく続いており、ことし秋には大阪の天保山で来年の連載50周年を記念する特別展が開かれた。
 今回の文化賞受賞についてさいとう氏は、「私は母方のご縁があり和歌山にて生を受けましたが、物心がつく前に転居し、残念ながら和歌山での思い出は残っておりません。『和歌山生まれ』と公表していても、いまひとつ実感がなかったのですが、今回の受賞で生まれ故郷がものすごく身近に感じました。本当にありがとうございました」と話している。
 文化功労賞は音楽家の杉原治氏(83)=和歌山市=ら2人、文化奨励賞は和歌山市出身の化学者金子達雄氏(46)=石川県=ら2人と1団体。表彰式は1月19日午後2時から県庁正庁で行う。