第11回きのくにロボットフェスティバルが17日に御坊市立体育館で開催され、全国各地の予選を勝ち抜いた小・中・高校生や応援団、中国や韓国の児童生徒、地域の親子連れら国内外から約8000人が来場した。恒例のスーパーロボットショーでは、サッカーの世界大会にも参戦している福井大学のAI(人工知能)搭載の人型ロボNAOが自律判断でPK戦を披露。産業用ロボduAroの似顔絵コーナーも人気で、最先端のロボット工学に触れる機会となった。 
 福井大学は世界各国のAI搭載の人型ロボットがサッカーで対戦するロボカップ世界大会に参戦しており、ロボットショーでは1対1のPK戦を実演。ボールやゴールを認識したNAOが自らの判断でシュートし、キーパーもシュートコースを予測してボールに反応。見事ゴールが決まると観客から歓声が上がり、AIの最先端技術に感心していた。川崎重工業㈱のduAroは内蔵のカメラで画像を解析し、顔の輪郭や特徴を捉えて似顔絵を数分で描く技術があり、親子連れらが行列を作る人気ぶり。出来上がった似顔絵を見て笑顔があふれる子どもたちの姿がみられた。
 会場では韓国のロボットコーナーも好評。AIを搭載したラジコンカー、自主学習機能付きのドローンなどの操縦体験は子どもたちに人気となった。高専のロボコンパフォーマンスでは、風船を割る速さを競う競技のデモンストレーションが行われ、たくさんの矢を発射したり、カニをイメージしたユニークな手作りロボが登場するたびに拍手と歓声に包まれていた。
 開会式では、実行委員会名誉会長の二階俊博自民党幹事長が「観客席もいっぱいで、毎年盛大になってきている。ロボットを日常生活に組み入れていけるようにしたい」とあいさつ。実行委員会会長の仁坂吉伸知事は「和歌山から全国へロボット熱が伝わっていってほしい」、副会長の柏木征夫市長は「11回目で新たな出発。大勢の参加をいただき花を添えていただいた」、実行委員長の吉田擴御坊商工会議所会頭も「物作りの楽しさを感じてもらい、将来の担い手育成を目指している。和歌山県から日本の科学技術の進展に寄与していきたい」などとさらなる発展に期待を込めた。