御坊市と市人権啓発推進協議会の人権講演会が22日に市民文化会館小ホールで開かれ、落語家の桂ぽんぽ娘さんが「あだ名からはじまるいじめ~いじめを克服し、前向きに生きています~」で自身のいじめの体験を話した。
ぽんぽ娘さんは保育園に通っていた4歳児のときに「バイキン」というあだ名をつけられ、小学生になってからはエスカレートし、同級生の女子から安全ピンで背中を刺されたり、現金を要求されるなどいじめを受けたことを説明。当時の担任の先生からは「いじめられる方にも原因がある」と言われたり、ストレスから頭痛や腹痛に悩まされても「仮病を使うのやめなさい」と助けてもらえず、孤独を深め、自殺未遂を経験したことなどを赤裸々に語った。
小学6年の時にテレビで見た吉本新喜劇の間寛平を見て、「いつかお笑い芸人になって、死のうと思っている人がいたら、自分を見て思いとどまってもらえるような人間になりたい」と夢を持ち、前向きに生きられるようになったことを紹介。結婚、出産後に東京に帰ったときに、小学生当時のいじめっ子と出会い、「あんたは、いじられキャラだったからね」と言われ、「彼女にとってはいじって遊んでいたという感覚しかなかったことにがく然とした。こんな人が大人になって子どもを育てているのだから、世の中からいじめはなくならないと思った。いじるはいじめになっていくことを知ってほしい」などと訴えた。

