みなべ町連合保護者会(山本浩之会長)は14日に町生涯学習センターで教育講演会を開き、会員ら約100人が教育について学んだ。講師は落語家の桂福車さん。福車さんは「子どもの教育は家庭で骨組みをつくり、学校は肉付けを行う場」と強調し、家庭でのしつけの重要性を訴えた。
 開会で山本会長が「子どもたちの輝かしい未来を守り、次なる世代につなげていくことが大事」とあいさつ。続いて福車さんが登壇した。
 講演のテーマは「しつけと教育~子どものしつけは家庭から~」。福車さんは社会問題となっているいじめについて「いじめや差別を望んでいる人は誰もいない。しかし、現実には存在する。アメリカでも黒人が差別されてきた歴史がある」とし、理由については「人間は本能的に異質なものを排除しようとする。それは食べ物、服装、行動などが原因となることもある」と語った。幼児期の子どもの教育について「アフリカでは『ナイフをほしがったら与えよ』ということわざもある。それは小さい時にいろんな経験をすることが大事ということ。親はきちんと子どもを見て、そのうえで多少の危険、雑な環境も必要。免疫がないまま大人になり、そこで初めて悪いことを覚えたら歯止めがきかなくなる」と指摘した。「生まれてすぐの0歳から家庭でのしつけが始まる。学校の教育は6歳から。家庭の教育と学校の教育は両輪ではなく、まず家庭でのしつけができていないといくら立派な先生に教えてもらってもダメ」と強調した。講演終了後は落語も披露した。