第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」陸上競技の部(10月6~10日、愛媛県総合運動公園陸上競技場)に出場する県選手団が、決まった。日高地方からは家吉新大(和歌山北1年、湯川中卒)、井戸良(大成中3年)、桑原翠(九州共立大1年、日高高卒)、石橋清佳(日高高2年)の4選手がメンバー入り。迫る大舞台へ「上位入賞」や「自己記録を更新」などと闘志を燃やしている。
 県選手団の選手は成年、少年男女合わせて29人。選考会などの成績を基準に選出された。家吉選手は少年男子B(中3・高1対象)3000㍍、井戸選手は同B砲丸投げにエントリー。桑原選手は成年女子ハンマー投げ、石橋選手は少年女子共通円盤投げに出場する。
 家吉選手は今季、県高校総体5000㍍で優勝を果たし、3000㍍のベスト記録は8分31秒35。井戸選手は第44回全日本中学校陸上競技選手権大会5位入賞の実力があり、シーズンベストは14㍍89となっている。桑原選手は7月の県陸上競技選手権大会で和歌山新記録となる57㍍41をマークするなど絶好調。石橋選手は県高校総体で優勝を飾り、シーズンベストは37㍍54を記録している。
 県選手団は、30日正午から紀三井寺公園陸上競技場正面玄関前で開かれる一般財団法人和歌山陸上競技協会の壮行会に参加し、士気を高める。迫る本番へ日高地方の男女4選手は和歌山陸協を通じて「前半から積極的に走り、上位入賞します」(家吉選手)、「自己記録を更新したいです」(井戸選手)、「強い選手が多いなかですが、全てを出し切り、しっかり勝負します。入賞できるように頑張ります」(桑原選手)、「自己新記録と入賞目指して精いっぱい頑張ります」(石橋選手)と、それぞれコメントしている。